こんにちは。サプリメントの製造・販売をしている株式会社ナックスです。
今回は、免疫力とミトコンドリアについて書いていきます。ミトコンドリアは、糖・たんぱく質・脂質を分解して、生命活動のためにエネルギーを供給すます。酸素を使用せずに分解しても、ある程度のエネルギーを生成しますが、酸素を使って燃焼させると、大量のエネルギーを効率的に生出すことができます。大量のエネルギーを生出すことが免疫力の向上に繋がってきます。
エネルギーを生み出すミトコンドリアについて
人間の身体は、37兆個とも60兆個ともいわれる膨大な数の細胞でできています。どこからこれらの細胞は、エネルギーを得ているのか、それがミトコンドリアとなります。ミトコンドリアは、1つの細胞に1つしかない場合もありますが、多い場合は数千個含まれています。
エネルギー生成は、細胞内のミトコンドリアという小器官で行われ、取り出されたエネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)などで高エネルギー物質の形で、細胞内の必要な場所に運ばれ使われます。ATPを生成する場所は、3段階あり、第1段階は解糖系といい、解糖系では、ブドウ糖1分子から2個のATPしか作れないが、ミトコンドリア内で第2、第3段階進ことにより38個のATPを生成します。第2、第3段階は、はるかに効率がよいです。細胞の活動に必要なエネルギーの90%以上はミトコンドリアで生産され、それぞれの細胞に供給されています。ミトコンドリアがしっかり活動することによって、生命が維持されます。
次にエネルギーを生み出すことによって免疫力向上についての機能について書いていきます。
ミトコンドリアが生み出すエネルギーと免疫システムの機能について
ミトコンドリアは、免疫機能にも大きな役割を果たします。ウイルスや細菌などの異物が体内に入ってくると、防御機能を持った細胞が複雑に関係しながら病原体を撃退し、身体の外に排出しようとします。このような身体の反応を「 免疫 」といい、免疫反応を担う細胞を「 免疫細胞 」 といいます。身体の中に入ってきた異物を直ちに攻撃する顆粒球やナチュラルキラー細胞、一度入ってきた異物を記憶して、2回目以降に効果的に攻撃するB細胞やT細胞などがあります。免疫細胞も、他の細胞と同じように、ミトコンドリアが生産するATPをエネルギーとして働くため、ミトコンドリアが十分に活性化することによって、免疫力を維持することができます。
ミトコンドリはエネルギーを作り出すだけではなく、ATPを作り出すとき、副産物として活性酸素も一緒に作り出します。活性酸素は、身体を酸化させてさびつかせる物質で、増えすぎるとがんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病に関わってきます。しかし、ミトコンドリアは、この活性酸素が病原体を駆除する際にうまく活用するしくみを持っており、免疫機能にも大きく貢献しています。さらにミトコンドリアは、免疫反応全体のバランスをとる中心役の役割も担っています。
ウイルスや細菌に感染したことで細胞が傷ついた際には、他の細胞に影響を与えないうちにアポトーシスさせ、免疫細胞が暴走するサイトカイントームを抑えたりします。
免疫力の低下の原因は、老化
免疫力の低下は、体力と同じように、加齢に伴って低下します。加齢をさけることはできませんが、免疫力の低下を少しでも防ぎ、免疫細胞の働きを保つためには、免疫細胞にエネルギーを供給するミトコンドリアを活性化するのが重要となります。
ATPを作り出す過程で必要不可欠な栄養素が補酵素となります。補酵素は、コエンザイムQ10をはじめとする、NMN、ビタミンB群などあり、食事やサプリメントで補充することによりミトコンドリアを活性化させることができます。免疫は、すぐに強化できるものではありません。
普段からミトコンドリアを活性化し、免疫力の低下、老化防止を図ることをお勧めします。
ミトコンドリアの活性化に役立つ還元型E-TENについて
ミトコンドリア活性化において還元型E-TENの役割は、ミトコンドリアをエンジンに例えると、ガソリンを良質なガソリンに変えるハイオクガソリンとエンジン(ミトコンドリア)をスムーズに働かせるエンジンオイルの役割となります。下の図のようにハイオクガソリンによってエネルギーが産生され、エンジンオイルの役割として有害な活性酸素を除去することができます。
ミトコンドリアのガソリンの多くは、酸化型の物質が多く、体内で還元型にしてからエネルギーとなります。下記の式のようにNADHという形になれば、ミトコンドリアのエネルギーとなります。
NAD+ + (2e– + H+) → NADH → NAD + 大量のATP
還元型E-TENは、補酵素(ビタミンB群、NMN、還元型コエンザイムQ10等)と一緒に摂取することによってNADH等の還元型の形に変えることができます。
先ほども書いたようにミトコンドリはエネルギーを作り出すだけではなく、ATPを作り出すとき、副産物として活性酸素も一緒に作り出します。活性酸素は、身体を酸化させてさびつかせる物質で、増えすぎるとがんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病に関わってきます。
そこで、活性酸素を除去する役割が還元型E-TENとなります。活性酸素の消去について下記の図のようになります。還元型E-TENは、電子を放出します。
還元型E-TENから放出する電子によって活性酸素を消去することができます。活性酸素を消去することによって細胞(ミトコンドリア)を傷すけることを防ぐことが出来ます。
まとめ
今回は、免疫力とミトコンドリアの関係について書きました。ミトコンドリアを活性化することにより、免疫力の機能の活性化、強化につながることがわかります。ミトコンドリアを活性化するには、食事やサプリメントの補酵素等で補うことをお勧めします。