こんにちは。サプリメントの製造・販売をしている株式会社ナックスです。
今回は、NMN(ニコチンアミノモノヌクレオチド)とミトコンドリアの関係について書いていきます。
NMN(ニコチンアミノモノヌクレオチド)は、NADの前駆体であり、NMNが別の酵素と合わせることでNADに変換されます。NADは、体内でエネルギーを産出する際に起こる酸化還元反応に電子伝達を行う補酵素の１つで、酸化型のNAD＋と還元型のNADHが存在します。また、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させる消費酵素として知られています。
NMNの変換によって作られたNADがエネルギーを作り出す効果について書いていきます。
NMN(ニコチンアミノモノヌクレオチド)のメカニズムについて
NMN(ニコチンアミノヌクレオチド)の酸化還元反応によるエネルギー産出のメカニズム
前駆体であるNMNをNAD＋へ変換させ、更にNADHに変換させることによってエネルギーを生みだせると考えられます。簡単に書くと下記の式になります。
NMN → NAD＋ → NAD＋ → NADH
人の生命活動に必要なエネルギーは、食べ物と酸素から取り込んだ物をエネルギーに変換します。NADは本当にとしてエネルギーを酸化または還元し、電気エネルギーに変換することで身体の細胞にエネルギーを送る役割を持っています。
NMN(ニコチンアミノヌクレオチド)のサーチュイン遺伝子の活性化
サーチュイン遺伝子は、様々な老化によって低下した症状を予防・改善する働きがありNMN、NADを消化酵素として活性化します。サーチュイン遺伝子に関してより詳しくは別の記事で紹介しています。
NMNによるミトコンドリアのエネルギー産出について
NMN(ニコチンアミノヌクレオチド)は、ミトコンドリアでエネルギーを産出するときの電子供与体となります。すべての真核細胞(動物、植物、菌)、ほとんどの古細菌と細菌がNADを利用してATPをつくっています。ATPはすべての生き物が生きるために使うエネルギーとなります。NAD、ATPをつくるために必須の補酵素であり、NADがなくなると生き物は死滅します。
NMNによりミトコンドリアを活性化することによって、下記の効果が期待できます。エネルギー代謝の促進によるダイエット効果、身体活動の上昇、インスリン感受性の亢進、脂質代謝の改善、骨格筋ミトコンドリアの改善、主要代謝組織での老化に伴う遺伝子発現変化の抑制、眼機能の改善、ドライアイの改善、骨密度の上昇、免疫細胞数の改善等があります。
還元型E-TENとNMNの組み合わせによるミトコンドリアのエネルギー産出の効率化
NMNを効率よくエネルギーに変換するため弊社の還元E-TENを摂取することによってエネルギー変換がスムーズに行うことが期待できます。
前駆体であるNMNをNAD＋へ変換させ、更に、NADHに変換させることによってエネルギーを生みだせると考えられます。簡単に書くと下記の式となります。
NMN → NAD＋ → NAD＋ ＋ 還元型E-TEN → NADH → NAD＋ ＋ ATP
このような式が効率良く反応することにより大量のエネルギーを発生することができます。
NADH水溶液は、340nm付近にてピークが出現し、NMNは、340nm付近ではピークが出現しません。これによりNMN水溶液と還元型E-TENを反応させた溶液は、下記の図でわかるように340nm付近でピークが存在しています。このことからＮＭＮ水溶液が還元型E-TENによってNADH水溶液に変化していることがわかります。このことから上記で示した反応が起きていることが確認できます。
還元型E-TENとNMNを一緒に摂取することにより、エネルギー効率の効果が期待できると考えられミトコンドリアの活性化させる効果が期待できます。
まとめ
NMN(ニコチンアミノモノヌクレオチド)は、ミトコンドリアのエネルギー産生に大きく関わることがわかります。また、さらに還元型E-TENを同時摂取することにより、効率よくミトコンドリアからのエネルギーを得ることができ、様々な効果が期待できることがわかります。
