こんにちは。サプリメントの製造・販売をしている株式会社NACSです。今回は、カルシウムについて書いていきます。カルシウムといえば骨や歯を作るためにとても大切な成分ということは誰もが知っています。ここではカルシウムにつて、最初は一般的な説明と最後に化学のことを書いていきます。
カルシウムの働きについて
カルシウムは骨や歯などをつくっている栄養素です。体重の1~2%の重さで体内に存在しています。体内のカルシウムは、99%は骨と歯、残りの1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉の運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。
このためカルシウムはいつも骨に蓄えられているといえます。骨は体の他の部分と同じように、少しずつ形成と吸収を繰り返し、絶えずつくり替えられています。食べたカルシウムは、小腸から吸収されて血中に入り、すぐ使う分だけ残して残りは骨に蓄えられます。
一方、血中には常に同じだけのカルシウムが必要なので、血中のカルシウムが不足する時、骨は自らを壊してこれを補います。骨は体を支えると同時に不足に備え、常に出し入れができるカルシウムの貯蔵庫となります。
カルシウムが含まれている食品と摂取量について
カルシウムの多い食品は、牛乳、小魚、海藻、大豆及び大豆製品、緑黄色野菜などがあります。日本人の食事摂取基準では、国民栄養調査の摂取量、腸管からの吸収率、骨代謝、尿中排泄を考慮し、1日の推奨量を18~29歳男性で800㎎、30~49歳男性で650㎎、50歳以上の男性で700㎎、18歳以上の女性で650㎎としています。
また、カルシウムの過剰摂取により、高カルシウム血症など健康被害がみられることから、耐容上限量は、18歳以上男女ともに1日2500㎎と設定されています。
食品名 | 100gあたりのカルシウム量 |
---|---|
加工干しえび | 7100mg |
しらす干し半乾燥品 | 520mg |
ほしひじき | 1000mg |
刻み昆布 | 940mg |
カットわかめ | 820mg |
パルメザンチーズ | 1300mg |
プロセスチーズ | 630mg |
ヨーグルト | 140mg |
牛乳 | 110mg |
乾燥おから | 310mg |
油揚げ 生 | 310mg |
いりゴマ | 1200mg |
切り干し大根 乾燥 | 500mg |
だいこん葉 生 | 260mg |
納豆 | 90mg |
カルシウム不足と体の影響に関して
カルシウムが不足すると、骨や歯が弱くなります。幼児では骨の発育障害が起こり成長が悪くなります。不足状態が長期間続くと、骨密度の上昇から妨げられて丈夫な骨が形成できなくなり、高齢期、特に閉経後の女性では、骨粗鬆症が起こりやすくなります。
また、神経や筋肉の興奮が高まり、テタニ-(筋肉の痙攣)やてんかん(全身の痙攣)が起こります。
さらに詳しく書くと、ホルモンの分泌や作用を促し、筋肉の収縮や弛緩の調整、血液濃度のバランス、消化・吸収の促進の他、外傷の治癒など私たちの体にはなくてはならなく、必要な成分がカルシウムなのです。妊娠中、授乳育児中の母体と赤ちゃんにとってもカルシウムは重要な成分です。
カルシウムの吸収と働きについて
カルシウムは主に小腸で吸収されます。しかし吸収率は成人で20~30%とあまり高くありません。また、活性型ビタミンD、副甲状腺ホルモン、カルシトニン(甲状腺ホルモン)などの関与によって、腸管での吸収、血液から骨への沈着、骨から血液への溶出、尿中への排泄などが制御され、細胞や血液中のカルシウム濃度は一定範囲(8.5~10.4㎎/㎗)に保たれています。
骨は約3ヶ月のサイクルで、骨形成(骨へのカルシウムの沈着)と骨吸収(骨からのカルシウムの溶出)を繰り返しています。成長期には形成量のほうが吸収量より多く骨量は増加しますが、男性では50歳代から、女性では閉経後に、吸収量のほうが形成量を上回るため骨量が減少します。
カルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になるほか、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与しています。
まとめ
カルシウムは,人体内で最も一般的なミネラルです。カルシウムの生理学的機能は,生命維持に極めて重要であるため,食事で意識してカルシウムを摂取し、補足はサプリメントを摂取していただければと思います。また、還元型E‐TEN(カルシウムと抗酸化作用が伴った)にて健康維持していただければと思います。
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