こんにちは。サプリメントの製造・販売をしている株式会社ナックスです。今回は、マルチビタミンとマルチミネラルの重要性について書いていきます。また、還元型E-TENを用いて酸化還元電位の測定を行いマルチビタミンとマルチミネラルを同時に摂取する重要性について評価を行いました。この評価を行うことにより、吸収効率等の効果が期待できると考えられます。それでは書いていきます。
ビタミンの種類について
ビタミン類には、12成分あります。ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、葉酸があります。12種類のビタミンは、身体に重要な要素となります。
それぞれのビタミン類の特徴に関してより詳しくは、下記のURLとなります。
ミネラルの種類について
ミネラルは、他にもありますが主に、亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウムの6種類となります。
ミネラルは、血圧、血液、骨などいたるところまでに重要な成分です。
それぞれのミネラル類の特徴に関してより詳しくは、下記のURLとなります。
酸化還元電位を用いたマルチビタミンとマルチミネラルの重要性について
酸化還元電位とは
酸化還元電位(ORP)、物質が電子を奪いやすい環境(酸化しやすい環境)にあるか、電子を与えやすい環境(還元されやすい環境)にあるかを示す指数となります。プラス(+)で大きくなれば酸化力が強く、マイナス(-)で大きくなると還元力が強くなる。
*pHにも影響するので、極端に高いからと言ってよいものではありません。
*イオンの物質や電子のやり取りのし易さで決まる数値です。
還元 : 抗酸化作用、若返り、元気、健康
酸化 : 劣化、老化、疲労、病気
下記の図は、酸化及び還元のイメージ図となります。
下記の表は、実際の食品の酸化還元電位(ORP)となります。日頃食べているものなどは、酸化還元電位(ORP)が低い結果となります。
ビタミン、ミネラル、還元型E-TENのそれぞれの酸化還元電位の数値
今回、試験に使用した原料は、下記の通りになります。
- マルチビタミン:ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB1、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB2、葉酸、ビタミンD、ビタミンB12の11種類のミックス原料を使用
- ミネラル:貝殻未焼成カルシウム(ホタテ殻)
- 還元型E-TEN: 貝殻、真珠の真珠層、造礁サンゴ、骨又は卵殻を乾燥して得られた、カルシウム塩を主成分とするものを原料として、弊社ナックスの独自加工技術によりビタミン類などの抗酸化物質と同じ抗酸化作用及び還元力を持つ原料となります。
実験条件
下記の配合にて1時間後、7時間後、24時間後の酸化還元電位の測定を行いました。
- マルチビタミン 100% 1gに精製水100ml
- 貝殻未焼成カルシウム 100% 1gに精製水100m
- 還元型E-TEN 100% 1gに精製水100m
測定結果
下記の表はそれぞれの酸化還元電位の測定結果となります。(マイナスになればなるほど還元作用があります。)
0時間後 | 1時間後 | 7時間後 | 24時間後 | |
---|---|---|---|---|
マルチビタミン 100% | 149mV | 48mV | 53mV | -33mV |
貝殻未焼成カルシウム | 149mV | -60mV | -76mV | -52mV |
還元型E-TEN | 149mV | -145mV | -176mV | -178mV |
マルチビタミンは、時間が経過するにあたり-33mVとなるが効果がでる前に身体から排出されるため吸収性や効果が薄れると考えられます。
貝殻未焼成カルシウムと貝殻未焼成カルシウムの特殊加工にて製造した還元型E-TENは、酸化還元電位の数値が低く単体でも効果が期待できます。
次にマルチビタミンとミネラルと組み合わせ時の酸化還元電位の数値が次の通りになります。
マルチビタミン、ミネラル(貝殻未焼成カルシウム)及び還元型E-TENを組合せの時の効果について
マルチビタミンとミネラル及び還元型E-TENを組合せの時の酸化還元電位の測定を行いました。
実験条件
下記の配合にて1時間後、7時間後、24時間後の酸化還元電位の測定を行いました。
- マルチビタミン 100% 1gに精製水100ml
- マルチビタミン 75% + 還元型E-TEN 25% 0.75g + 0.25gに精製水100ml
- マルチビタミン 50% + 還元型E-TEN 50% 0.5g + 0.5gに精製水100ml
- マルチビタミン40% + 還元型E-TEN 60% 0.4g + 0.6gに精製水100ml
- マルチビタミン 30% + 還元型E-TEN 70% 0.3g + 0.7gに精製水100ml
- マルチビタミン 25% + 還元型E-TEN 75% 0.25g + 0.75gに精製水100ml
- マルチビタミン 20% + 還元型E-TEN 80% 0.2g + 0.8gに精製水100ml
- マルチビタミン 10% + 還元型E-TEN 90% 0.1g + 0.9gに精製水100ml
- 還元型E-TEN 1gに精製水100ml
- マルチビタミン25% + 貝殻未焼成カルシウム 75% 0.25g + 0.75gに精製水100ml
測定結果
下記の表はそれぞれの酸化還元電位の測定結果となります。
0時間後 | 1時間後 | 7時間後 | 24時間後 | |
---|---|---|---|---|
マルチビタミン100% | 149mV | 48mV | 53mV | -33mV |
マルチビタミン75% + 還元型E-TEN25% | 149mV | -152mV | -138mV | -170mV |
マルチビタミン50% + 還元型E-TEN50% | 149mV | -347mV | -523mV | -470mV |
マルチビタミン40% + 還元型E-TEN60% | 149mV | -352mV | -515mV | -505mV |
マルチビタミン30% + 還元型E-TEN70% | 149mV | -508mV | -554mV | -519mV |
マルチビタミン25% + 還元型E-TEN75% | 149mV | -556mV | -545mV | -458mV |
マルチビタミン20% + 還元型E-TEN80% | 149mV | -456mV | -497mV | -316mV |
マルチビタミン10% + 還元型E-TEN90% | 149mV | -310mV | -334mV | -273mV |
還元型E-TEN100% | 149mV | -145mV | -176mV | -178mV |
マルチビタミン25% + 貝殻未焼成カルシウム75% | 149mV | -90mV | -102mV | -153mV |
表や図よりマルチビタミンにミネラル(貝殻未焼成カルシウム)、還元型E-TENを加えることにより酸化還元電位が下がり、組合せることによってより効果が期待できることがわかります。
最適な条件は、マルチビタミン30%+還元型E-TEN 70%の時の配合がより効果が期待できることばわかります。この条件の時、抗酸化作用の効果が期待できると考えられます。
まとめ
試験結果よりビタミンとミネラルを同時に摂取することの重要性について書かせて頂きました。ビタミン及びミネラル単体のサプリメントを摂取するよりもマルチビタミンミネラルサプリメントを摂取することをお勧めします。また、より効果が期待できる還元型E-TENを摂取することもお勧めします。還元型E-TENにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。